値段をつけるのは難しい

当時25歳 思考

アクセをこつこつ作っては個人販売している Alice (仮名) との chat log。

[Alice] なんで無料・・・??
[Kuboon] googleだから。
[Alice] そ、そうか・・・
[Alice] えーいいねぇ
[Kuboon] ちょっと楽になるよね
[Alice] 日本のグーグルでもやるんかしら
[Alice] くれじっと決済はかなり便利
[Kuboon] 数ヶ月先になるとは思うけど。
[Alice] ほえー
[Alice] 要チェック
[Kuboon] てゆーか今の価格設定は安すぎるんだと思う。
[Alice] うむー。。でも高くするのもなぁって思うんだよね(^^;

[Kuboon] 自分で作ったものに自分で値段をつけるのは難しいので、
[Kuboon] 作るヒトと売る人を分ける最大のメリットはそこにあるんだよね。
[Alice] あー。。なるほど。。
[Alice] マネージャが居れば一番いいのかもねぇ
[Kuboon] そゆこと。
[Alice] 作ってるだけでいいって イイなぁ。。
[Alice] 正直値段つけの作業は萎えるんだよね
[Alice] 楽しいから作ってるのに。
[Kuboon] わかるわかる
[Alice] 原価がこうで~作業時間が~とか考えてるとね 笑
[Kuboon] 値段ってそうやってきめるものじゃないよ
[Kuboon] Aliceのアクセは即完売するから、「安すぎ」と僕は言ってるわけ。
[Alice] (´・ω・`)ふむ。。
[Alice] ブランド的な意味をもたせて 結構高価な値段をつけてる友達も居るんだけど
[Alice] うーむ そうよね~
[Alice] ただ「気軽につけてほしい」という当初の目的とのジレンマがね。。
[Alice] 生産追いつかなくて ナカナカ手に入らないってのもなんか当初の目的とのジレンマ生むんだけど。
[Kuboon] たとえば、誰かがAliceのアクセを買い取って、それを5倍くらいの値段で転売してるとしたら「ちょ、、おま!」 とおもうだしょ?
[Alice] お 思う
[Kuboon] ん~ いますでにお得意さんになってるお客さんを思うと確かに安易に値上げするのも嫌とはおもうが~。。。
[Kuboon] 「安ければ善」というわけでもないこともまた事実としてあるわけで。
[Alice] そうよね~・・・(´-`; ふむふむ。。
[Alice] むつかすぃ。。。
[Kuboon] だから本当は、歩合だけ決めといて、(8割はAliceの分 とか)で、売ってもらう、ってのがベスト。
[Alice] 普通はそうしてるのかな~。
[Kuboon] それと別系列で、つくるのに時間のかからない方法を考えて、別路線で売るとかね。
[Kuboon] ブランドを2つに分ける、と。
[Alice] カジュアルラインとラグジュアリーラインみたいな
[Kuboon] そうね。
[Kuboon] まあ、Aliceが作りたいものを作るべきだけどね。
[Kuboon] 「気軽に身につけてほしい」という思いがあるならそのあたりに落ち着くんではないかなあ。
[Kuboon] 値段に幅を持たせるってのはとりえあず良いことだと思います。
[Kuboon] 思い切って、高いのと安いので10倍くらいの差をつけちゃう。
[Alice] !!そんなに
[Kuboon] そうそう^^
[Kuboon] いいのいいの
[Alice] ひょえー
[Alice] でもそれで売れなかったら大変だよー 笑 個人でやってると
[Kuboon] ためしにオークションに出してみるとか。
[Kuboon] vitaのサイトから、リンクを張って「1点だけ、気合い入れまくりで作りました」
[Kuboon] って。
[Alice] あー。。。なるほど。。
[Kuboon] そしたら、自分の商品の適正価格がわかるよ。
[Alice] そうかぁ~~
[Alice] お客さんに価値を教えてもらえるわけね
[Kuboon] そだね。
[Alice] なるほどな~
[Alice] それはたしかに面白いかもしれない
[Kuboon] 自分の気持ちと折り合いのつく仕組みを考えることだね
[Kuboon] 僕が学生時代、手品で稼いでたときに同じ問題があって、
[Alice] ほうほう 稼いでたのか!
[Kuboon] そだよ。
[Kuboon] 企業のパーティとかで呼ばれて、
[Kuboon] 1時間 いくらってやるわけ。
[Kuboon] 大学のサークルに仕事の依頼がどんどんくるんだよね。
[Alice] そうなんだー
[Kuboon] 数年前からそういう仕組みがもう出来てて、
[Kuboon] 毎年一人、その名も「営業担当」っていうのがいて、
[Alice] すごい サークルなのに。
[Kuboon] 交渉をして値段を決めるわけです。
[Alice] へえー
[Kuboon] で、自分が出演するときに、自分で交渉をすると
[Kuboon] どうしても安いほうへ流れがち。
[Alice] ふむ。
[Kuboon] あまり強気の値段設定をして、演技後に満足してもらえなかったら、っていう不安があるし。
[Alice] うん わかる
[Kuboon] でも例えば、僕が高く演技を評価している先輩の出演について交渉するとなると、
[Kuboon] 「いやいや、彼は普段ならこの値段でやってるんですよ」とか平気で値段を言える。
[Alice] なるほど
[Kuboon] っていうエピソードと、もうひとつあって、
[Kuboon] それよりさらに1年前くらいは、ストリートでやってたのね
[Alice] !ほう
[Kuboon] で、自分としては、単に誰かに見せたかったわけで、修行の一環とおもってやってたので、「投げ銭はいりません」って言ってたんだけど、
[Kuboon] それは大先輩のプロマジシャンに注意された。
[Kuboon] 「他の大道芸人の迷惑になるから、相場ってのは崩しちゃいけない」
[Kuboon] と。
[Alice] へー!なるほど・・・
[Kuboon] もちろん、投げ銭だから、相場もくそもないんだけど、
[Kuboon] ある程度の目安を提示することで、お客さんに「パフォーマンスはタダで見るものではない」という意識を与えるし、
[Kuboon] 自分のためにも良い、と言われた。
[Kuboon] まあそんなこともあるわけです。
[Kuboon] ので、高値をつけることにあまり罪悪感を持たずに、
[Kuboon] 例えば「思いっきり作りこみたい!」っていうのがあるなら、
[Alice] うん
[Kuboon] 定期的に一点モノをオークションに出して、その値段が上がっていくことを自分の目標にするってのもいいと思う。
[Alice] なるほど。オークションってやった事ないけど結構アクセだしてる人多いよね
[Alice] そういう意味合いもあるんだな
[Kuboon] そかもね。
[Alice] もし物作って食べていこうとなると絶対欠かせない考え方だわねぇ
[Kuboon] 自分の市場価値を客観的に知っておくのも良いことだと思うよ。
[Alice] ふむふむ。